【お困り事と、その解決】

決算変更届に添付する決算書は、様式が決まっているようですがどのように作成するのでしょうか。
貸借対照表編。

【ポイント】

決算変更届に添付する決算書は、税務申告書や計算書類をそのままコピーして添付するわけにはいきません。建設業法所定の様式（以下、業法様式といいます）に記載しますが、税務申告書や計算書類を見ながらその様式に転記して作成します。

業法様式といっても一般的に使われる勘定科目が用意されていて、また、ある科目の金額が大きくて決算書上重要である場合はその科目を追加してもかまいません。作成してみると意外に容易にできると思います。

貸借対照表で注意する科目は、建設業特有の次の科目

• 完成工事未収入金
• 未成工事支出金
• 工事未払金
• 未成工事受入金

の4つの科目です。
といっても、何も難しいことはなく、

• 完成工事未収入金＝売掛金のうち建設工事売上にかかるもの
• 未成工事支出金＝仕掛工事。未完成の工事に投入した材料費、外注費、経費他
• 工事未払金＝買掛金のうち建設工事原価にかかるもの
• 未成工事受入金＝完成していない工事について、前受金や出来高払などの形で先に受領したもの。

となります。

決算変更届のことでちょっとしたお困り事、ご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。

行政書士日本建推事務所

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