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建設業許可手続きの手間が楽になる秘訣とは

【建設業許可手続きの手間が楽になる秘訣とは】

■建設業許可手続きは面倒で時間がかかる。

建設業許可申請の手続き。新規で許可を取るにしても、決算変更届を提出するにしても、また5年に1回の更新申請にしても...
自分でやっても出来ますが、
やってみられた方に質問です。「こんなに面倒で時間がかかるとは」と思いませんでしたか?


■慣れていない書類はプロでも分かり難い

僕は行政書士です。
平成25年に中古の自家用車を買いました。
中古車ですから、ちょっとした整備が終わればすぐに納車してもらえる状況です。
ということは、いかにナンバープレートを早く取得してもらえるかがポイントです。
なので当然、登録手続きはディーラーに依頼しました。
行政書士は自動車の登録も業としてできますが、僕は普段それに携わっていないので、慣れていない書類は書けません。

しかし、ディーラーさんにお願いしたといっても、最低限ハンコがいる書類として保管場所証明関係の書類をもらいました。

賃貸ガレージの家主さんに車庫の使用承諾書をもらいました。
今度は警察署への保管場所証明申請書を作成します。
ディーラーさんに
「認印だけ押しておいてもらったら、あとはすべて空欄で結構ですよ!専門の行政書士さんがちゃんと書いてくれますから」
と言われたのですが、

仕事柄、
『こちらで書き込んでおいてあげれば、少しでも早く出来るだろう』
と思って書き始めました。
するとあろうことか、住所を書くところに誤って氏名を書き、それを訂正するのに、あわてて訂正印も押さずにディーラーに送り返しました。
案の定、訂正印を求められて書類が送り返されてきて、そうしている間に日が過ぎて納車が1週間遅れました。

実はこうして書いていても、すでに書類の名前すらあやふやです。慣れていない書類の名前はすぐには覚えられません。

ここで、
乗用車を買ったユーザー側にすれば「とにかく買った車に早く乗りたい」のであって、「車の登録手続きをしたい」わけではありません。
それなのに、早く手続きを進めたいと思って自分で書いてみた結果が、書類に不備ができて納車が遅れてしまいました。しかも僕は素人ではありません。プロがやっても、仕事を離れた場面ではこうなのです。
自分でやってみることはお勧めできません。

■把握しておかなければならないのは法の取り決めだけ

面倒な手続きはおまかせとなればずいぶん気が楽です。
では自分は何を知っておけばいいのか?
自動車だったら、2年で車検が来ることくらい。それすらディーラーさんがちゃんと案内してくれます。それならあとは車検の費用と税金の準備くらいでしょう。これは結構な額が来ます。20万円くらい?これだけは予定しておかないと急には払えません。

これで、車は購入した、登録はお任せ!あと車を走らせるのに何が必要か?
交通法規・道路交通法を守ること、運転免許を忘れずに更新することくらい。
これくらいは20代(10代?)で教習所で習いますから簡単でしょう。

こんな誰でも知っていることをなぜ書いているかと言うと、建設業の許可も同じだからです。
建設業を営むのに必要な許可手続きを、自分でやるのは非効率ですし、あなたの本当にしたいことは許可申請ではありません。建設業です。
この面倒な手続きをおまかせとなれば、あとは建設業法のうち、誰でも知っている取り決めだけ押さえておけばいいのです。

自動車の運転と違う部分があるとすれば、
『建設業界に入るのに、教習所で建設業法を習うわけではない』
ことくらいでしょうか。

建設業許可手続きが楽になる秘訣は、
「面倒な手続きは外注して、建設業法の大事な部分だけ知っておくこと」です。

さあここから、
「大阪府での建設業許可は...」と書きたいところですが、長くなりますので、
ここから先はホームページの事例紹介またはFAQをご覧ください。

長文お読みくださり、誠にありがとうございました。

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